【参考になる動画】特発性顔面神経麻痺の治療法

中国から旅行で日本に来た女性(20代)の患者さん。
まったく日本語は話せないようでしたが、知人が通訳してくれたので助かりました。

4日前に口が左側に傾き治らないそうです。
頭部MRI検査を受けたところ「脳には異常がないので、鍼灸かマッサージを受け様子を見てほしい」とのことだったそうです。

原因がわからないことを特発性と言い、このような顔面神経麻痺のことを発見者の名前を付けてベル麻痺と呼んでいます。

一般的に2~3週間で症状が改善し始め、2~3か月で8割前後の人が完治します。
その一方で最終的に症状が改善せず、ある程度の後遺症が残ってしまうケースもあります。
症状が出現して治療を開始してからも、最初の1週間くらいの間は症状が悪化するケースが多いとされています。

治療薬は炎症を抑えるステロイド薬、ヘルペス属ウイルスに対する抗ウイルス薬、ビタミンB12などとされています。

最近は中国人でも「鍼灸治療は初めて」という方が増えています。この患者さんも通訳の方を通して「痛くないか?」と何度も問われました。
花香先生が筑波大学で学んだ顔面神経麻痺の治療では2番鍼(外径0.18㎜)を使いパルス通電療法を行っていたそうです。

今回行った治療は患者さんが鍼灸治療を怖がっているので美容鍼と言われる01番(外径0.14㎜)を用いました。

鍼灸治療の目的は西洋医学との併用により2~3週で改善するはずの治癒期間の短縮、および2~3ヵ月後の後遺症が残りにくくすることです。

あと1週間程度日本に滞在するということなので数回施術に来てもらい、その後中国でも鍼灸治療を継続することをお勧めしました。

【顔面神経麻痺|参考になる動画】


特発性顔面神経麻痺の原因
①医原性(腫瘍の手術・放射線治療の後遺症)
②歯科処置後、寒冷暴露
③ワクチン(新型コロナ・インフルエンザ)

※現在の外気温は10度以下です。今回の患者さんは親知らずの抜歯をしたと語っています。(右ホホ温度高い)。ワクチン接種歴は問診忘れ。

※腫瘍手術時(医原性)に顔面神経を傷つけてしまった患者さんの場合、1週間に1度のペースで45分の全身調整を行い、約1年で他人が見てもわからない程度に改善しています。

ワクチンが原因の場合、ホメオパシージャパンのサポート小ビン(サポートMeneki-S-G)がお勧めです。当院で使用する針にはドイツの波動転写装置(センチュリー)を用いホメオパシーを情報転写しています。

ヘルペスに関しては『医者も知らないオリーブ葉エキスの力/モートン・ウォーカー著』で紹介されているイースト・パーク研究所のオリーブ葉エキスを使用することをお勧めします。
なお、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)の発見により、フランソワーズ・バレ=シヌシ、ハラルド・ツア・ハウゼンとともに2008年ノーベル生理学・医学賞を受賞したリュック・アントワーヌ・モンタニエ博士は新型コロナの注射で免疫不全患者が急増することを警告されていました。免疫が低下するとヘルペスにもなりやすくなります。
免疫学者であった新潟大学の安保徹教授は免疫を高める最高の治療として「鍼灸治療」を推薦してくれていました。
風邪をひきやすい方は予防のためにも鍼灸治療を習慣化してみてください。

【くいしばり・歯ぎしりで顎関節がずれたことが原因の場合】

翳風(えいふうけつ)穴を中心とした鍼治療

この動画ではあまり語られていませんが吉野先生は「リイピートアフタミー、神経疾患は植物性の油が原因」と度々伝えています。
ポテトチップス、コーヒーフレッシュ、ホイップクリーム、ラクトアイス、パン・ドーナツ、天ぷら、コロッケ、カレーライス、マヨネーズ、サラダドレッシングなど色々なところに植物性の油は入っています。
健康のためと言って亜麻仁油、オリーブオイル、エゴマ油、ココナッツオイルを舐めている人もダメと言っています。
症状があるうちは絶対に控えてください。

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